上海万博を振り返って

真下から見ると威圧感ある中国館

真下から見ると威圧感ある中国館

6ヶ月にわたり、上海万博日本館の業務に携わってまいりました。大きな事件や事故なく閉幕を迎えることができ、ほっと胸をなでおろしております。

どんなイベントであれ不確定要素は付き物ですが、中国で開かれる初めての国際博覧会ということもあり、事前に情報収集と調整を重ねてもなお、不確定要素を抱えたまま本番を迎えることもありました。

現場ではひそかに「チャイナマジック」と呼んでいましたが、さまざまな問題を抱えつつも本番当日には何とかなっている。もちろん参加団体の皆様はじめ、日本館、世博局の皆様の努力があってのことですが、目に見えない大きな力と知恵が働いているような気がしてなりませんでした。さまざまな国籍や立場の人間が、ひとつのイベントの成功に向けて力を合わせる喜びは万博ならではのものだろうと思います。

いずれにせよ国際博覧会という舞台では、どんな些細なことも貴重な経験となりました。

お力添えいただきました関係者の皆様に厚く御礼申し上げます。