主催の皆様に安心・安全を約束する万全の準備(札幌コンベンションセンター)
札幌コンベンションセンターにて、「MICEフューチャー・アクション-新たな日本のMICEショーケース」が開催されました。コロナ禍の中、コンベンション施設の感染予防策を考えるもので、今、主催の皆様に安全対策のコンサルティングをさせていただく上で、その時の経験が大いに活きています。
このイベントは、日本コンベンション研究会が呼びかけ人となり、新型コロナウイルスで苦境にたったMICE関係者が感染予防ガイドラインに沿った運営の実証実験を披露することで新たな日本のMICEをアピールしようというものでした。ハイブリッド型ショーケースで、東京をメイン会場に全国各地をつないで実施されました。
札幌コンベンションセンターは、(公財)札幌国際プラザが主催した札幌エリアのシンポジウムに共催団体として参加しました。コロナ禍の状況下でイベントの主催側の不安を私たちも大いに感じましたが、札幌国際プラザ、市内協賛団体が様々なアイディア出し、準備を行いました。当日、リアルの会場の当コンベンションセンターには75人が参加しました。私は、同時間に開催されていた販売会との安全確保のための導線管理を行いました。どこで、検温をするのか、検温を待つ方々の待機スペースは確保できるか、他の催事の参加者の方との混雑が発生しないかレイアウトを設定し、予定通り機能しているかどうかチェックしました。
やってみて、「これだけの準備をして主催した」と自信を持つことの大切さを痛感しました。また、コロナ禍の下でも工夫すれば精一杯の演出ができることも分かりました。
石庭の石で札幌スマイルの形を作って歓迎ムードを演出し、普段は出られないウッドデッキをブレイクタイムのために開放するなど普段とは違った札幌コンベンションセンターを楽しんでいただきました。
現在、イベントの規制は緩和されました。ここに至るまで当コンベンションセンターは、事前消毒、スムーズな入場検温、待機列整理などのノウハウを蓄積しました。大ホールでの1,000名の研修会や1日の来場者3,000名の販売会でも安心して開催していただけます。大ホール・特別会議場はインターネット回線を増設したので、ハイブリット会場としても活用していただけます。これからも主催の方々に「私たちはこれだけの安全対策をした!」と自信を持っていただけるよう、研鑽を重ねていきます。