宝のまち・豊後FUNAI芸術祭「Júpiter~ジュピテル~」を開催(コンパルホール)

2月16日(土)コンパルホールにて宝のまち・豊後FUANI芸術祭コンパルホール主催『Júpiter~ジュピテル~』」を開催しました。南蛮文化がいち早く栄えたまち、豊後府内で開催するこの芸術祭は今年で4回目を迎え、昨年までの落語とはうってかわって、ヴァイオリン・ピアノの生演奏にコンテンポラリーダンスの世界をお届けしました。

構成・演出は国民文化祭のオープニングステージの演出を手がけた穴井豪氏、ヴァイオリンでは大分のクラシック界を牽引する朝来桂一氏、ピアノでは若手実力派として活躍されている渡邊智道氏が脇を固め、特別出演としておおいた洋舞連盟、Nacho with shionar’sの大分を代表するダンスグループ2組にもご出演頂きました。
国民文化祭をきっかけに関心の高まった穴井氏のダンスと豪華なメンバーなこともあり、開催前から大変お問い合わせも多く、公演約1ヶ月前にはチケットが完売となりました。

今回の公演はアンデルセン作『絵のない絵本』をベースにストーリーが展開し、融合と発展の象徴である惑星「木星=Júpiter」をイメージし、今回の為に製作した回転台で表現しました。また、この回転台は、物語の主人公の人生における浮き沈みも表現したものです。生演奏によるそれぞれの調べは美しくしっとりと観客を包み、曲ごとに異なるダンスもまた美しく、時には激しく観るものを魅了しました。即興での演奏や振りもあり、途中くすりと笑えたり、うるっとしたりと見応えのあるものになったのではないでしょうか。また、公演タイトルである「Jupiter」では、事前にお客様にお配りした青いルミカライトを客席から照らし、お客様にも会場全体を宇宙とするようにご協力頂きました。

かつて西洋の新しい文化を受け入れ「南蛮文化」として拓いてきた「おおいた」の人・まちに相応しい新しい芸術発信を引き続き市民の皆様にお届けしてまいります。