「いい音、浦安から」 浦安音楽ホールいよいよ船出

2017年春、新浦安駅前に本格的な音楽ホールが誕生。浦安の音楽・芸術の発信地となり、憩いの場とにぎわいを創出する「浦安音楽ホール」です。
昭和音楽大学と株式会社プレルーディオを協力団体に迎え、去る3月1日からスタートしました。

この音楽ホールが誇るのは、室内楽ホールとして響きのよさをとことん追求した「コンサートホール」。ステージと客席を包み込むような一体感と、アーティストの息づかいまで感じられる、300席の濃密な空間です。
そして収納式の客席を備え、舞台形式、平土間形式に転換できる多機能ホールである「ハーモニーホール」は、音楽に限らず、様々な文化芸術活動に利用できます。
質の高いコンサート企画からワークショップ、アウトリーチ活動、市民参加型事業まで幅の広い取組みを展開し、市民のみなさまの熱い期待にこたえられるよう精一杯がんばってまいります。

4月8日(土)には開館記念式典が、終始祝祭的な雰囲気の中でおこなわれました。
浦安市内が一望できる5階ロビーでテープカットがおこなわれたオープニングセレモニーに続き、コンサートホールへ会場を移した第1部の記念式典では、主催者の内田悦嗣市長によるご挨拶の中で、最新の音響テクノロジーにより残響時間について響き過ぎず、デッドにもなりすぎない、1.82秒という理想的な値に設定されていることが紹介されました。
また館内ロビーに展示される美術彫刻作品作者で文化勲章の中村晋也氏のご挨拶や、設計関係者への感謝状贈呈等、晴れがましいシーンが相次ぎました。

第2部の記念演奏では、ピアノを選定してくださった仲道郁代氏による、華やかな中にも時には力強く、時には繊細な演奏により客席が感動につつまれるシーンも。さらに第3部の記念公演で、地元の浦安囃子保存会と浦安お洒落(おしゃらく)保存会のメンバーが、にぎやかでいきいきとした演目を披露し華を添えてくださいました。

開館のこの日を迎えるためにご尽力いただきました関係者のみなさまに深く感謝申し上げます。そしてこのホールの誕生を待ち望んでいた多くの市民のみなさまの夢と希望を帆にいっぱいに受けながら、浦安音楽ホールは大海原へ向けていよいよ出航してまいります。

みなさまのご来館を心よりお待ち申し上げております。

浦安音楽ホール

開館記念式典