秋川キララホール フレッシュ名曲コンサート 新日本フィルハーモニー交響楽団演奏会 地底の宴
平成26年度の秋川キララホール自主事業「能舞音楽劇『義経記』」に出演以来となるデーモン閣下を特別ゲストに迎えたオーケストラコンサート。ホールの担当スタッフが長年あたためてきたユニークなコンセプトが、新日本フィルハーモニー交響楽団とデーモン閣下による、異色かつパワフルなコラボレーションによりついに実現しました。
コンサート前半は、新進ヴァイオリニストの岸本萌乃加(ほのか)氏が、シベリウスの大曲であるヴァイオリン協奏曲を披露、瑞々しくスケールの大きな演奏で華を添えました。後半に入り、ムソルグスキー「はげ山の一夜」と、続くゴジラのテーマを含む「SF交響曲ファンタジー」でおどろおどろしさが極まると、盛んな拍手と歓声の中、デーモン閣下がついに登場。閣下絶唱のシューベルト「魔王」、客席も合唱で参加したこの日の白眉となった「特別編成・悪魔組曲」で場内の熱気はピークに達しました。客席には、遠く鹿児島から駆けつけた熱心なファンの姿も。閣下の軽妙かつユーモア溢れるトークもあいまって会場が爆笑に包まれるシーンも度々あり、秋川キララホールならではの、文字どおり一期一会となった公演は大成功のうちに終了しました。