秋川キララホール キララ合唱団 第4回演奏会で熱演

今回で4回目を迎えるキララ合唱団の演奏会。同合唱団は、芸術作品の創作過程に積極的に参加できる生涯学習の場としてキララホールによって創設されました。
3月11日(土)の演奏会で披露したのは、信長貴富(のぶなが たかとみ)氏編曲の「ヴィヴァルディが見た日本の四季」と髙田三郎氏作曲の「水のいのち」でした。

前者は、ヴィヴァルディの名曲「四季」と日本の唱歌がみごとに融合したユニークな作品。あきる野市内外で活躍しているヴァイオリニスト中村そのみ氏との華やかな共演となりました。

後者は、合唱の今や古典とも言える名作で、この数十年にわたり数多くの合唱団で歌い継がれてきました。あまねくものにひとしく降りそそぎ、水たまりや川、海などと姿を変えながら苦悩しつつも、最後には希望にみちびかれ再び空へのぼってゆく水の輪廻。その様子を人の一生に重ね合わせた名作です。

それだけに、この作品にこめられた深い精神性を表現することは容易ではありませんでした。合唱初心者も含めた60人近いメンバーは、10ヶ月にわたる練習の中で、山神健志氏(指揮)と松本智恵氏(ピアノ)の粘り強い指導のもと、この困難に正面から立ち向かい、本番を最後まで歌い切りました。客席からの盛んな拍手を浴びつつ、参加者が見せた充実した表情が大変印象的でした。

平成29年度のキララ合唱団は、平成30年2月24日(土)のフレッシュ名曲コンサートで東京交響楽団と、モーツァルトの大作「レクイエム」の合唱団として共演します。
合唱団メンバーは5月に募集、6月から練習開始の予定です。みなさまの奮ってのご応募をお待ちしております。