「秋川キララホール レジデンシャル・アーティスト お披露目演奏会」を開催しました!

写真上:抱負を述べる関 裕子さん  写真下:熱唱する橋本夏季さん

写真上:抱負を述べる関 裕子さん  写真下:熱唱する橋本夏季さん

去る7月25日(土)に秋川キララホールにて「秋川キララホール レジデンシャル・アーティスト お披露目演奏会」が開催されました。

「秋川キララホール レジデンシャル・アーティスト」とは、秋川キララホールを拠点に活動していくプロのクラシック音楽家を3年間にわたってホールがさまざまにサポートしつつ、ホールでの演奏会のほかにも出張コンサートやワークショップ等を通じて、最高水準の音楽に身近に触れていただく機会を地域のみなさまに提供させていただく制度です。

今年4月にレジデンシャル・アーティストに選出されたのは、いずれもあきる野市出身の関 裕子さん(ピアノ)と橋本夏季さん(ソプラノ)。

関さんはハンガリーへの留学歴もあり、自身の演奏活動に加え後進の指導にもあたっているベテラン・ピアニスト。演奏ではモーツァルトのピアノ・ソナタとショパンの「英雄ポロネーズ」ほかを披露。繊細にして緻密、かつ華麗にしてダイナミックなそのパフォーマンスは貫禄じゅうぶんでした。

新進ソプラノの橋本さんは全盲ではじめて東京藝術大学声楽科へ入学を果たした努力家。ヘンデルのオペラアリア3曲では澄み切った美声で切々と歌い上げ、ロッシーニの歌曲集「音楽の夜会」からの3曲では躍動感あふれるロッシーニ作品の魅力をフレッシュな歌唱で表現してくれました。

演奏に先立つインタビューではレジデンシャル・アーティストとしての抱負を熱く語ってくれたおふたり。今後ますますの活躍にご期待ください。