ウィーンの大晦日を西東京市で-~オペレッタ『こうもり』~

大晦日にこもれびホールでオペレッタ『こうもり』を上演いたしました。

日本語の訳詞、日本語の台本による上演で、オペラやオペレッタを好きな方も、まったくクラシック音楽なんて聴いたことがない方も、予備知識なく楽しむことができるものでした。クラシック音楽が好きな奥様も、普段は興味のない旦那さんをコンサートホールへ連れてくるいい機会だったようで夫婦連れのお客様が目立ちました。

ウィーンでは、大晦日に、コンサートホールでは様々なオーケストラがいわゆる「ジルヴェスターコンサート」を催し、オペラハウスでは年末年始恒例の『こうもり』が上演されます。『こうもり』はどこをとっても笑えるコメディで客席では笑いが絶え間なく続いていました。

「すべてはシャンパンの泡の悪戯さ!」

これは『こうもり』の中のセリフです。一年の厄をシャンパンの泡のごとく弾けさせ、素敵な新年を一緒に迎えよう!という、ウィーンっ子の気質が感じられます。私たちもそれにあやかって新鮮な気持ちで新年を迎えました。